名古屋には創立110年を超える歴史のある名古屋三田会という塾員の同窓会組織があります。登録会員数が約1000名で、事務局が名古屋市内にあって、専従の事務局員が常駐しています。会員には地元出身の古い方も多くて、赴任してきたばかりの人には少々敷居が高いなどと感じられているようです。 また、名古屋での赴任期間があまり永くないと思うと、入会をためらう方もおられるようです。

1990年ころ、あるOBから仙台と広島で毎月気軽に集まってビールを飲みながら歓談する塾員の会のあることを紹介されて、その紹介で名古屋市内錦3丁目のサッポロ銀座ライオン店で、毎月第二水曜日の夕方に集まるようになりました。当初は名古屋三田会の幹事の方にも声をかけて、名古屋三田会のワイン会の向こうを張って、ビール会などと言っていました。1990年2月が始まりで、当初は少人数しか集まらなかったこともありましたが、だんだん知られるようになり、毎月30-40 名が集まるようになりました。毎年春には覚王山の伊藤邸の庭園でお花見の会も開き、この時には家族づれで150名近くが集まる盛況でした。名古屋三田会との連携も強めて、名古屋三田会の関連活動のひとつとして、認知されるようになりました。この会への参加は、名古屋三田会の会員に限りませんので、塾員であればどなたでも参加できます。この会を通じて名古屋三田会に入会される方も多いですし、名古屋へ赴任してきて名古屋三田会の事務所へ顔を出すと、事務局から、毎月開いている三田水曜倶楽部を紹介されて参加される方も多いようです。

2020年1月にはこの会も創設してから満30年目の第360回を迎えました。毎月の例会会場は、当初のサッポロ銀座ライオン店がなくなったために、伏見の英吉利西屋本店に移り、その後錦のカフェ・ミントで2010年6月まで開いていましたが、店側の都合で現在は名古屋市中区錦のリビエールで開催しています。ときどき場所を変えていますので、開催場所はこのHP等でご確認ください。慶應義塾公認の塾員団体三田会は国内外で866団体があり、慶應連合三田会として組織されています。三田水曜倶楽部は、以前は任意団体として活動してきましたが、2017年6月に慶應連合三田会に三田水曜倶楽部三田会として登録しました。今後、全塾の三田会活動に協力していきますが、同地域の名古屋三田会とはこれまでどおり密接な関係を続けてまいります。